真田昌幸くんの日記:第8回 五.五文銭
今日の上田は、晴れ、晴れ、晴れ。朝飯は昨日の宴で食べ過ぎて、味噌汁だけ。今夜も宴を開き、高級な肴をたくさん食べた。所で真田の家紋は、六つの銭が連なる六文銭じゃ。しかし屋敷内中央にある家紋は、六文銭から五文銭になっておった。
理由は、ひとつ銭が、数か月前にわしの頭上に落ちて、割れてしまったのじゃ。しかし、今日、やっと職人に発注しておいた、割れた分の新しい銭が届いた。しかし開けてびっくり、金が半分しか塗られてない!六つ全て、金で輝いて、初めて六文銭であるというのに。家臣が、真田家は財政難です、殿は宴の回数が多すぎます、よってこの度は、金を半分しか施すことができませんでしたと、わしにぴしゃりと言った。ふん、田舎暮らしの贅沢はわしの美学じゃ。
五.五文銭いいわ。とりあえず増えた。フォフォフォフォ!!
カテゴリ:真田昌幸くんの日記 | 2007-09-26 公開
« 松永久秀くんの日記:第14回 曼珠沙華夜露死苦 織田信長くんの日記:第12回 神様に愛されている人 »
ランダムデイズ
- 山内千代さんの日記:第14回 悪女
- 豊臣秀吉くんの日記:第69回 妹の旭
- 李舜臣くんの日記:第12回 招かれざる全羅左水使
- 豊臣秀吉くんの日記:第56回 高麗の関白
- 北条氏康くんの日記:第46回 信玄殿への恩返し