伊達政宗くんの日記:第5回 旅立つ支倉常長
9月19日
おばんでがす~。おらは今日、家臣の支倉常長(はせくらつねなが)を屋敷に呼んだ。「常長、ローマさ行って来てけろ。」「ローマ教皇がいるローマですか?」「んだ。ローマの力さ借りて、天下を取る。いつまでも徳川に頭さ下げる場合でねえ。」「野望が大きすぎませぬか。」「だども、他に天下を取る方法がねえ。頼んでけろ。」「かしこまりました。」
「あど、土産としてローマのまんじゅう買って来てけろや。」「え。おいくつですか・・・。」「ひ、ふ、み・・・・37個!」「承知致しました。」「あと、ローマのめんこい(かわいい)眼帯も。」「渋い眼帯でなくて、宜しいのですか。」「せっかくだから、めんこい眼帯じゃ!」「それでは、ローマのまんじゅう37個とめんこい眼帯も忘れずに持って帰ります。」「頼んだぞ。」どうか、おらの望みが全て叶いますように。
カテゴリ:伊達政宗くんの日記 | 2007-09-19 公開
« 上杉景勝くんの日記:第7回 さよならも言わずに 後藤又兵衛くんの日記:第11回 島左近に怯える黒田隊 »
ランダムデイズ
- 豊臣秀吉くんの日記:第49回 北条氏照の瞳
- 小西行長くんの日記:第48回 突然降られてやんの。
- 明智光秀くんの日記:第33回 3,700円也
- 真田幸村くんの日記:第47回 私が大坂城にいる理由
- 豊臣秀吉くんの日記:第73回 甫田(ほでん)