伊達政宗くんの日記:第60回 鈴木石見の真夏の熱視線
8月13日
おばんでがす~。
おらは今日、江戸城大広間の溜間(たまりのま)にいた。
その時、水戸徳川藩主・頼房(よりふさ)殿の臣で、鈴木石見(いわみ)という人が、頼房殿の刀さ持って座っていた。そして、ずーっとおらのことさ見ていだ。
おらはおしょすく(恥ずかしく)なって
「おら、そんなに男前だべか?」
と尋ねると、
「全然。」
と鈴木石見が答えた。
「ねば、なしてそんなにおらのことさ見るんだべか?」
「水戸は奥州の先手であり、奥州で謀反を起こす者といえば、貴公しかおりませぬ。
しからば、この機会に貴公のお顔を覚えておき、もし謀反なされた場合は、拙者がその御首を取ろうと思って見ております。」
おらはのけぞった。
しかし、まんず面白い人なので、頼房殿の許しを得て、おらは本日の夕方、鈴木石見を江戸の伊達屋敷に招いだ。
「殿の顔なんか可能な限り見たくないですよ、給料上げてくれないし。」
とカズン(伊達成実)が戦国ジャイアントコーン(チョコナッツ)さ食べながら言っだ。
「馬鹿こくでねえ!仕事のできない人間の給料を上げる上司がどこにいるんだべか。」
とおらは戦国ジャイアントコーン(クッキー&チョコ)さ食べながら言っだ。
「しどい、また家出してやる!」「もうすぐ家出1700回記念だべな。」
「バカな主従のフリをしても無駄ですよ?」
と鈴木石見が戦国ジャイアントコーン(キャラメルピーナッツ)さ食べながら、伊達屋敷でも飽きずにおらを凝視していると、
「すみません、この二人、本当にバカなんです。」
とおらの家臣の留守政景が鈴木石見に茶を出して苦笑した。
カテゴリ:伊達政宗くんの日記 | 2015-08-13 公開
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