松永久秀くんの日記:第73回 お盆・インザ・グローバルJAPAN
7月13日
「おとっつあん、お盆休みなのに僕をどこにも連れて行ってくれないの?」
と息子の久通(ひさみち)が、多聞城で朝食の戦国コンフレークを食べながら俺様にせがんだ。
「そうだな…東大寺の大仏はー―俺様が燃やしてしまったから、興福寺の阿修羅像でも拝みに行くか!」
と俺様が戦国バナナを食べながら提案すると、
「地元のお寺なんか見飽きたよ!僕、遠くへ行ってみたいな。いっそ、奥州の中尊寺金色堂なんてどうかな?」と久通は目を輝かせた。
「奥州ってどこ?」「関東より北だよ。」「すまん、俺様の最北は関東なんだ。」
「いつの時代の人間だよっ!」
といきなり明智光秀が娘の玉を連れて現れた。
「平安時代前期の人間かな?俺様はグローバル社会とやらについていけないんだ。」
「だっさー!ねえパパ、たまも、ちゅうそんぢの、こんちきどうにいってみたいな!」
「それでは我々もご一緒させていただいて宜しいでしょうか?」
「わーい!いいよね?いいよね?おとっつあん!!」
「意味わかんねーーよッ!」
…って何様皆様お互い様か…
カテゴリ:松永久秀くんの日記 | 2014-08-16 公開
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