伊達政宗くんの日記:第32回 五郎八姫のバレンタイン


伊達政宗戦国22年2月14日

おばんでがす~。おらが今日、屋敷で成実と昼飯さ食べでいだ時、小十郎さ、やって来だ。そして「ちょっとコレ、この部屋に置かしてください。」と荷物さ置いだ。

「まさがそれ、全部、戦国バレンタインの戦国チョコっこが?!」とおらは尋ねた。「はい。城下からこの部屋に来るまでに、おなご、十人くらいからいただきました。」と小十郎は顔さ赤くしだ。

片倉小十郎「あんや~!感じわるいべ。」とおらが眉をひそめでいるど、「さてと、家出の時間だ。」と大きな風呂敷さ背負って、カズン(成実)が立ち上がった。

その時、

おどさ!お久しぶりでがす~

と娘の五郎八(いろは)姫さ、現れだ。「どうしたんだべ、五郎八!」とおらはびっくりしだ。「オレ(私)の手作りチョコっこさ、おどさ(お父さん)に渡しだぐで、都会からここ宮城へ里帰りしたべ。」「あんや~!徳川さ嫁いでも、親孝行な娘なまんまだべ!」

カズンの分もおどさの余っだ、チョコっこさで作っで来たべ。」と五郎八は、おらの伊達成実より一回り小さいチョコっこさ、カズンに渡しだ。「五郎八ちゃん、まんずまんず。(ありがとう)」と成実は涙さ流しで喜んだ。

五郎八姫様、わたくしのはないのですか。」と小十郎が、いきなり話に入っできだ。「小十郎みでえな、モデモデの色男でも、オレのチョコっこさ、もらっでくれるのが?」「何をおっしゃいますか。五郎八姫様のチョコレート、是非いただきたいです。」「わがっだ!」と五郎八は言うと、

バキッ!

五郎八姫とおらに渡すチョコっこを真っ二つに手で割っだ。そして、「受取ってけろや。」と五郎八は小十郎にチョコっこさ渡しだ。

「五郎八!なんでこと、してんだべ!おらのチョコっこ、半分になったべ!」

ダハハハ!とカズンが笑い転げ始めた。

「カズン、家出は!?」「五郎八ちゃんが遊びに来てくれたのに、家出なんかしてられませんよ!

はあ、それにしても今年はもらい過ぎたかも。フフフ。

 

伊達政宗「さっきから感じわる過ぎだべ、小十郎!」「伊達家は相変わらず、面白いべなあ、おどさ。」と五郎八が笑っだ。

五郎八が一番、最強だべ。半分になっでしまっだけど、五郎八、チョコっこ、まんずまんず、ありがとでがしだ~。

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