石田三成くんの日記:第41回 2.14から始まる恋
2月10日
今日、大谷吉継に大坂城の廊下でバッタリ逢った。
「よ、薄ら竹中半兵衛!最近、調子はどう?」と大谷に声をかけられ、「相変わらず武功派からの無視と非難の中にある。」と私は答えた。
「君はどうしてそう、みんなに嫌われているんだ。やっぱ性格に問題あんじゃないの?」
「いや違う、薄ら豊臣秀長よ。私は性格に問題がある以上に、仕事ができるから嫌われるのだ。」
大谷と私は笑った。
「じゃあ、今年の戦国バレンタイン、三成と私、どっちがたくさんもらえるから競争しよう!」
といきなり大谷は真剣な顔をして、両手で私の両肩をガシッとつかんだ。
じゃあって何だ、じゃあって!
意味わかんないけど誰かを想わずには人生、やってらんないと思っていたところ。

大谷吉継
その勝負、受けて立つよ。
大谷はあれで結構、にょし(女子)受けがいいから数では負けてしまうかもしれない。だけど一人でいいんだ。私はずっと想い続けられる人、一人でいいんだ。
だから何でもないフリして待ってる。
恋もできない程、人生に絶望しているわけじゃない。
だからあと3日。
やきもきしながら、弱い自分と戦いながら、涼しい顔して待つよ。
自分の低い背丈をちょっとだけ気にしつつ、2.14から始まる恋を私は涼しい顔して待つことに決めたんだ。
カテゴリ:石田三成くんの日記 | 2014年2月10日 公開
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