上杉謙信くんの日記:第4回 洛中洛外図屏風届く
織田信長公より狩野永徳筆の洛中洛外図屏風が私に送られてきた。豪華絢爛の屏風に私は大変満足だったが、同時に寂しさも感じた。ここに描かれている京は今の荒れ果てた京ではなく、過去の栄華を誇った京であったからだ。
今はもう、このような京はない。それでも私は、田植えを活き活きと行っている民の絵に触れて見た。二千人以上描かれたこの屏風から、私はいくつ本当を探せるのだろうか。本当を見極める力が私にはあるだろうか…
カテゴリ:上杉謙信くんの日記 | 2007-04-12 公開
« 小西行長くんの日記:第6回 夢が叶った後先 北条氏康くんの日記:第4回 平蔵とヒサさん »
ランダムデイズ
- 北条氏康くんの日記:第45回 三国同盟崩壊
- 後藤又兵衛くんの日記:第67回 大砲で貫いて
- 藤堂高虎くんの日記:第3回 めくら船に打ち砕かれて
- 真田幸村くんの日記:第50回 秀頼後見・片桐且元
- 豊臣秀吉くんの日記:第50回 小田原天命