小西行長くんの日記:第46回 清正のかあちゃんにつかまって
7月17日
今日も清正のかあちゃんにつかまって、傾聴ボランティア90分。
「お虎(清正)は、市(福島正則)と孫(加藤嘉明)と一緒に、おねさまのお風呂を覗いたことがあるのよ?」 って、しょうもない昔話を炎天下の道端でずっと聴かされていたんだ。
おとといもおまえのかあちゃんにつかまって、傾聴ボランティア90分。
あそこのお寺はご利益あるからって渡された、仏様が描かれている家内安全のおふだ。 だから俺はキリシタンなんだって、何度言ったらおまえのかあちゃんはわかってくれるんだ。
昨日も清正のかあちゃんにつかまって、傾聴ボランティア90分。
「これ似合う?」ってヒョウ柄ならぬトラ柄の打掛姿は、虎之助のかあちゃんと言うより、熊本で大坂のおばちゃんやってるようにしか見えないよ。
今日もおまえのかあちゃんにつかまって、傾聴ボランティア90分。
俺を見れば「小西くん、小西くん!」ってこんなに自分の名前を呼んでくれる人は、 元主君の八郎さま(宇喜多秀家)以来かもしんない。
今日も清正のかあちゃんにつかまって、傾聴ボランティア90分。
友達のかあちゃんなんて見たこともなかったりするのに、何故か清正のかあちゃんは よく知っているという事態に、俺は苦笑するしかなかったんだ。
カテゴリ:小西行長くんの日記 | 2012-07-17 公開
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