石田三成くんの日記:第4回 孤独な姫君


石田三成 戦国19年4月5日

今日、大坂城で淀君に「最近、わらわとそなたの間が噂になっているが、そなたはどう思うか。」と問われた。

私は「はあ・・・どうとも。」と答えた。淀君は「はあ・・・どうとも。」と私の言葉を反芻し、更に「はあ、どうとも。」「はあ、どうとも。」とどんどん声を荒げていった。

そして「北政所といい、三成といい、本当に頭にくる。」と持っていた扇子をバキッと真っ二つに折って、私に投げつけた。私は「淀の方様!」と思わず大きな声を出してしまった。

淀君は「うるさい!」と言って涙が流れる前に部屋を出て行かれた。広い大坂城は淀君の寂しさをいっそ、深めるばかりのようだった。

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