真田幸村くんの日記:第42回 リア充になる方法
10代の頃の私が、今の私を見たら卒倒するよ。
40代になってまさかの浪人。明日をも知れぬ大坂城で戦国ハケンやってるなんて。
けれど本当の問題はそこじゃなくて、もう夢さえも描けないことかもしれない。
先生だってわからない、リア充になる方法。
今、欲しいのは、知らない人々からの温かい声援や励ましじゃない。
例えば気になる人にキスして引っ叩かれ、頬が真っ赤になる程の恥と痛みの方なんだ。
10代の頃の私が、今の私を見たら卒倒するよ。
40代になってまさかの浪人。明日をも知れぬ大坂城で戦国ハケンやってるなんて。
けれど本当の問題はそこじゃなくて、もう夢さえも描けないことかもしれない。
先生だってわからない、リア充になる方法。
けれど先生は私に言ってくれたんだ。
「真田幸村、おまえの存在こそ、俺のリアルだ。」
どんなに明日が見えなくても、あがきもがき苦しんで、これからも戦国武将として生きていくことを決めた先生が私にそう言ってくれたんだ。
カテゴリ:真田幸村くんの日記 | 2012-05-08 公開
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