石田三成くんの日記:第2回 殿下の白い猫


石田三成 戦国19年1月31日

太閤殿下の飼われている白い猫がいなくなってしまった。大坂城にいる家臣総出で、殿下の白い猫を探し回った。探してから1時間後、梅の木の下で殿下の猫が寝ているのを私は見つけた。

猫を抱き寄せた瞬間、櫓の下で、私の噂をしているふたりの男の声が聞こえた。

どうせ、三成あたりが殿下の猫を見つけるのだろう」「勘がいいというか、こざかしいというか、三成がいると大坂城はつまらない。

その瞬間、私はうっかり、抱きかかえた猫を手から滑らし、逃がしてしまった。梅の木を見上げると、梅はまだつぼみもつけていなかった。

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