小西行長くんの日記:第35回 醤油が切れたら


小西行長6月22日

昼間、うちの門を叩く音が聴こえてたので、門を開けると、隣り近所の加藤清正が立っていた。

わしは今から、所用で大坂城に行く。」と清正は自分の黒光りした馬をなでながら言った。「勝手に行けば。」と私は冷やかに言った。

わしがいない間、また熊本城の秘密通路、勝手に通ったりしたら許さないからな。」「通らねえよ。あんなカビくさい通路。」

ならいい。それでは、さらば。」「おい待て。いつ帰ってくんだ?」「わからない。もしや、わしがいなくなるのが寂しいのか?

「うちの醤油が切れた時、困るんだよッ!」

小西ご近所行長ーッ!おまえいい加減にしろよ!

と清正は泣き叫んで、馬に飛び乗り、大坂城に向かって駆け抜けて行った。まあいい。清正のいない静かな熊本をしばし楽しむよ。

前後の日記

« »

ランダムデイズ

関連トピック