大谷吉継くんの日記:第15回 初詣
1月2日
今日は、友達の戸田くんと平塚くんと小西行長と一緒に、私のうちの近くの神社へ初詣に出かけた。
「嗚呼、お正月だというのに、どうして今日も三成は仕事なんだろう。ここに三成がいないのが残念だ。」
と私はお賽銭を投げた。
「宇土からここ越前までわざわざ駆け付けた俺がいるじゃないか。」
と小西もお賽銭を投げた。
「小西より三成がいい…」
「贅沢を言うな。」
と小西は手を叩いて、
「加藤清正が今年こそ、さっさと引っ越しますように。」
とお祈りした。
「今年こそ、五奉行になれますように。」
と私はお祈りした。続いて戸田くんと平塚くんも手を合わせてお願い事を言った。
「大谷先輩が五奉行になれますように。」
「大谷先輩が五奉行になれますように。」
「大谷ーッ!戸田ッ!平塚ッ!お前ら新年からいい加減にしろよッ!」
「え、何が?!」
次に私達4人はおみくじを引いてみた。
「戸田くんとオレは小吉だったす。」
「俺は凶・・・」
私のおみくじは
「大一大吉大万」
と書かれてあった。
「三成の旗印、キターーーッ!」
「さすが大谷先輩。オレたちと引くものが違うっす。」
「大谷先輩が石田先輩の親友だからこそ、なしえる業ですよ。」
「何だそれ。おかしいだろう、ここの神社!」
カテゴリ:大谷吉継くんの日記 | 2010-01-02 公開
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