加藤清正くんの日記:第12回 臭覚


加藤清正戦国21年3月29日

わしは今日、近くの川に釣りをしに出かけた。なかなかお目当ての魚が釣れない。しかし陽が落ちてきたので、釣り道具と釣れた魚を持って家路に向かった。その途中、隣り近所の小西行長の屋敷からいい匂いがした。「小西のうちの今晩の夕食は肉じゃがか・・・。」とわしは匂いをかぎながらつぶやいた。するといきなり、おたまを持ったエプロン姿の小西が、台所の戸から出てきた。そして

肉じゃがじゃねえ!シチューだよッ!

と小西はわしに向かって叫んだ。「今時のヒトは、いつも無臭の中に身を置いているせいか臭覚が鈍ってきて、いやになるわね!」と言って小西は台所の戸をバシンと閉めて、自分の家に戻っていった。びっくりしたーーーッ!何なんだよ、小西は・・・。

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