伊達政宗くんの日記:第20回 最上兄妹
2月9日
おばんでがす~。おらは今日、病を患ったと言って文さ、よこしてきた山形の伯父さん(最上義光)のお見舞いに行った。
「政宗殿、よく来てくれたのお。」と客間で伯父さんは言った。元気そうな伯父さんは一体なんの病気さ患っているのだ。そこに「政宗殿、お久しゅう。」とおらのおがさ(お母さん)が現れた。おがさはいろいろあって今は、実家であるこの最上家に身を寄せている。
「おばんでがす~」とおらはおがさに挨拶しだ。おがさは手作りのカラフルなずんだ餅さ、おらに差し出した。「妹よ。今日は何色のずんだ餅に毒をもったのだ。」と伯父さんがおがさに尋ねた。「桃色と黄色のずんだ餅に。」「だ、そうだ、政宗殿。」「えええっ!」とおらは叫んだ。
「おやおや。政宗殿はネタバレがお嫌いか。」「は?」「しかし政宗殿、命は大切にしないといかん!」とおらは伯父さんにアドバイスを受けた。ネタバレ、まんずまんず(ありがとう)。死ぬ所だったべ。しかしこの特技暗殺兄妹、なんなんだべな。
カテゴリ:伊達政宗くんの日記 | 2009-02-09 公開
« 武田信玄くんの日記:第26回 今川義元の今川焼 今川義元くんの日記:第25回 心意気 »
ランダムデイズ
- 李舜臣くんの日記:第13回 祝!戦国デイズ10周年記念祭
- 山内千代さんの日記:第14回 悪女
- 真田幸村くんの日記:第48回 太閤の置き土産
- 李舜臣くんの日記:第1回 海の上で日記を書いてもいいだろうか?
- 明智光秀くんの日記:第45回 あなたと私を繋ぐ楓