上杉謙信くんの日記:第17回 明智光秀の残業代


上杉謙信9月11日

今日は明智光秀殿が、織田信長の献上品を持参し、ここ越後国(新潟県)にやって来た。私の家臣は織田家イチ、頭のキレる明智殿みたさに、屋敷の大広間にぞくぞくと集まった。

信長の献上品は、真っ赤なマントだった。私は早速、マントを羽織ってみたが、明智殿はうらおもて逆です、と言った。そして失礼仕りますと立ち上がって、私に正しくマントを着せようとした時、よろめいて明智殿は倒れた。

どうなされた明智殿!?」と私が聞くと「失礼致しました。睡眠不足で。」と明智殿は言った。「もしや深夜残業ばかりしているのでは。」「はい。毎月の残業時間は100時間を超えます。」「残業代は信長殿から、支払われていますか。

上杉殿、そんな野暮なこと聞かないでください。」「これでは、明智殿は世間でいう、名ばかり管理職ならぬ、名ばかり武将ですよ。」「まあ、そんな所です。

信長のアホに代わって、この上杉謙信が、明智光秀殿の未払い残業代の全てを、お支払奉りましょう。

と私は言った。大広間の私の家臣は、明智殿はあくまで敵将、ありえないーーーッ!と騒ぎ出した。私はうるさいと家臣を一喝して、私の正義の道に文句がある者は越後から出ていくがいいと言った。明智殿は、上杉殿、とりあえず、そのマントの羽織り方、どうにかしましょう、と言った。

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