徳川家康くんの日記:第12回 真田信之、遊びに来る


徳川家康 戦国20年6月10日

はろ~。みんな大好き家康公だよ。今日は信濃国の真田信之どのが、わしの屋敷に遊びに来てくれた。わしは信之どのを、先月、南蛮人から買った、ゴージャスなじゅうたんの部屋に案内した。

信之どの、今、手にしている、ご自分の草履の裏を、雑巾でふいて、じゅうたんの上を上がってくだされ。」とわしは雑巾を信之どのに渡した。

え、部屋の中を土足で歩くのですか。」と信之どのは尋ねてきた。「じゅうたんの上は土足で歩くのが、じゅうたん敷いている異国の決まりらしいわけ。でも草履の裏をきれいにしてから、部屋に上がらないと、ばっちいじゃん?そんな感じー。」とわしは説明した。

でも、このじゅうたんの下は、畳ですよね。それを思うと、私には草履で部屋に上がるのに抵抗があります。草履の裏を拭くのも面倒なことですし。効率、悪くないでしょうか。」と信之どのは言った。嗚呼、どうして、昨今は、どいつもこいつも、口を開けば、効率、効率って、言うのじゃ。

信之どのは、わしと効率とどっちが大切なわけ?!

と、わしは叫んだ。「え?大切なのは、それは・・・もう、いえや・・・すどの?!」と信之どのは言った。「じゃあ、草履の裏をさっさときれいにして、お茶しよ!」とわしは言った。信之どのは、畏まりました、と草履の裏の汚れを、ごしごし雑巾で落とし始めた。

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