石田三成くんの日記:第12回 佐竹義宣の為に
1月11日
今日は全国の諸大名が、太閤殿下に新年の挨拶をする為、大坂城に集まった。私は進行役を務め、大広間で諸大名が殿下に謁見し、献上品など渡し終え、殿下は「しゃきち(佐吉)、これでお開きにするかのお。」と仰せられた。
私は「殿下、諸大名の皆様方に最後にひとこと申し上げたき事がございます。」と言った。殿下は「しゃきちからの連絡事項じゃ、皆の者、聞いておけ。」と言ってくださった。
「諸大名の皆様・・・・あの・・・茨城県の大洗(おおあらい)には海の幸が豊富でありますので、その・・・今年の観光は是非、大洗でおいしいものを食べに行ってください。」と私は言った。諸大名は静まり返った。
が、「ブラボー!!!だっぺ!」と茨城県の佐竹義宣(よしのぶ)殿だけが元気よくひとり立ちあがった。
去年、大坂城に来た佐竹くん(義宣)が茨城県をアピールしたがっていたので、他でもない親しい佐竹くんの為、茨城県を宣伝してみた。が、これで今年の私も、CKY=超空気読めない人間として大坂城で孤立無援、非難ごうごうの嵐の中を進まなければならなくなった。
カテゴリ:石田三成くんの日記 | 2008-01-11 公開
« 上杉景勝くんの日記:第9回 祭りのあと 伊達政宗くんの日記:第9回 毒味してけろ »
ランダムデイズ
- 毛利秀元くんの日記:第17回 最悪の出逢い
- 毛利秀元くんの日記:第21回 降倭・萱島元規
- 山内千代さんの日記:第14回 悪女
- 伊達政宗くんの日記:第35回 とうほぐルネッサンス
- 後藤又兵衛くんの日記:第58回 福島殿との最後の晩餐