真田幸村くんの日記:第4回 恋心
人生というのは、人間関係に無駄に苦労するだけで、他には何もない気がする。大坂城に入って随分経つけど、相変わらず豊臣家譜代の家臣は横柄だし、打倒徳川として助っ人に来た元大名クラスの人々もまるで協調性がない。先行きがとても不安だ。
と思っていた時に、大坂城の廊下で、関ヶ原の戦いで敗れ徳川に高知県の領地を没収された長宗我部盛親(ちょうそかべもりちか)殿に出くわした。
「どうしよう、寺子屋で覚えたことは、こんな時全然使えません。厳しいね、人生というのは。なかなか、先生、とても。」と私は言った。すると盛親殿は
「私のことを先生って呼ぶなー!」と叫んだ。
「だって関ヶ原で負けた後、こっそり寺子屋の先生やってたんでしょ。」
「好きでやってたんじゃないわ!というか、B’zの恋心をほとんどそのまま拝借してんじゃねえ。自分の言葉で喋りやがれ!」
盛親先生は私よりかなり若いのに、昔の歌も知っている。苦労した人はやっぱり違うなあ。
カテゴリ:真田幸村くんの日記 | 2007-11-20 公開
« 北条氏康くんの日記:第13回 私が勝ったのに。 豊臣秀吉くんの日記:第10回 戦国デイズ検定 »
ランダムデイズ
- 毛利秀元くんの日記:第8回 二人の父
- 李舜臣くんの日記:第7回 だからどうした閑山島海戦
- 豊臣秀吉くんの日記:第48回 北野大茶湯
- 李舜臣くんの日記:第17回 サムライになってみるか
- 小西行長くんの日記:第27回 宇土城の住所
