真田幸村くんの日記:第4回 恋心


真田幸村戦国19年11月20日

人生というのは、人間関係に無駄に苦労するだけで、他には何もない気がする。大坂城に入って随分経つけど、相変わらず豊臣家譜代の家臣は横柄だし、打倒徳川として助っ人に来た元大名クラスの人々もまるで協調性がない。先行きがとても不安だ。

と思っていた時に、大坂城の廊下で、関ヶ原の戦いで敗れ徳川に高知県の領地を没収された長宗我部盛親(ちょうそかべもりちか)殿に出くわした。

どうしよう、寺子屋で覚えたことは、こんな時全然使えません。厳しいね、人生というのは。なかなか、先生、とても。」と私は言った。すると盛親殿は

私のことを先生って呼ぶなー!と叫んだ。

だって関ヶ原で負けた後、こっそり寺子屋の先生やってたんでしょ。

好きでやってたんじゃないわ!というか、B’zの恋心をほとんどそのまま拝借してんじゃねえ。自分の言葉で喋りやがれ!

盛親先生は私よりかなり若いのに、昔の歌も知っている。苦労した人はやっぱり違うなあ。

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