真田幸村くんの日記:第2回 戦国の木村くん
今日、大坂城の1番大きな廊下を歩いていたら、女中たちの黄色い声が聞こえた。私、幸村の登場で女中たちも興奮しているのかと思ったら、「木村く~ん!」の大合唱。戦国にキムタクがいるわけないのに…。
「はあ、モテ過ぎて困る。」
振りかえると、木村重成くんがいた。
おまえのことか!「現代では、幸村さまが大人気ですが、この戦国時代では実際私が大坂城のアイドル的存在なのです。すみません。」と謝られた。「男は強さに知性、優しさだよ?」と戦国の木村くんを私は諭した。
「その通りなのですが顔が無駄にいい場合、女性がほっとかないようで、否応なくアイドルになってしまうんです。すみません。」と木村くんに再び謝られた。何故謝る?!そしてまんざらでもないその笑みはなに?!何だか大坂城は九度山蟄居生活よりストレスがたまる気がした。トホホホ…
カテゴリ:真田幸村くんの日記 | 2007-08-24 公開
« 伊達政宗くんの日記:第4回 言語を使い分ける政宗 武田信玄くんの日記:第9回 貝の武田信玄 »
ランダムデイズ
- 豊臣秀吉くんの日記:第58回 大徳寺の朝鮮通信使
- 李舜臣くんの日記:第20回 知らないままで
- 藤堂高虎くんの日記:第3回 めくら船に打ち砕かれて
- 真田幸村くんの日記:第44回 Monster of shadow
- 豊臣秀吉くんの日記:第36回 乙卯倭変の辺協将軍