北条氏康くんの日記:第6回 芸術的なお茶漬け
6月2日
私はお茶漬けのお湯の入れ方がうまいことで、有名である。目を閉じていても一発で、ちょうどいい量のお湯をお茶漬けに注げる。私の息子・氏政はお茶漬けのお湯の入れ方が下手くそで私のように一発で、ちょうどいいお湯の量を注げない。そんな氏政を見て、氏康はこのままだと北条は滅びると言った、と現代では言われてる。
なんだそれ。お茶漬けの入れ方と北条氏の行く末になんの因果関係があるんだか。私は人のお茶漬けの入れ方に、いちいち細かく文句をつける程、小さい人間ではない。ただ単に、私のお茶漬けのお湯の入れ方が人並みはずれてスバラシイのである。華麗なのである。芸術的でさえあるのである。
カテゴリ:北条氏康くんの日記 | 2007-06-02 公開
« 上杉景勝くんの日記:第5回 上杉謙信公へご報告 今川義元くんの日記:第5回 美しすぎる義元 »
ランダムデイズ
- 毛利秀元くんの日記:第4回 太閤の厳命、慟哭、沙也可
- 李舜臣くんの日記:第22回 秀吉と私の関係
- 福島正則くんの日記:第49回 おふくろ様の白髪抜き
- 松永久秀くんの日記:第74回 予定を狂わす足利義昭
- 豊臣秀吉くんの日記:第86回 金睟(キムス)