明智光秀くんの日記:第7回 ゆっくり休め。
私は5月病にかかってしまい、寝込んでいる。もう2度と信長様に会いたくない、もういじめられたくない、浅井長政殿の金箔に塗られた頭蓋骨でお酒なんか飲みたくなかった、延暦寺を焼き討ちなんかにしたくなかった、嗚呼、もう生きている意味がわからない、と手で顔をおおって私は号泣してた。
その時信長様から文が届いた。恐る恐る開いてみたその文にはひとこと「ゆっくり休め。」とあった。この文を破り捨てられない自分のあいまいさ。私は本当に情けなかった。
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