明智光秀くんの日記:第6回 出世競争
私はいつもいくさに明け暮れている。そしてへとへとになって仕官している織田家に戻っても、今度は出世競争といういくさが待っている。同僚は悩みを打ち明ける存在とは程遠い、ただのライバルである。
弱いものに手を差し伸べるゆとりはない。勝つか負けるか。現代と似ているでしょ?こんなの馬鹿馬鹿しいと思いながらも、織田家に仕えているのは、他にどうやって生きていけばいいのかわからないからだ。創造力がないのかもしれない。多少、貧しくても構わないから納得いく人生を送りたい。それがすごく難しいこととわかっていても。
カテゴリ:明智光秀くんの日記 | 2007-05-08 公開
« 松永久秀くんの日記:第8回 いつか手にするGW 上杉謙信くんの日記:第5回 日記バトン »
ランダムデイズ
- 山内千代さんの日記:第17回 遠江年貢目録一件
- 豊臣秀吉くんの日記:第38回 同じ月の下で
- 加藤清正くんの日記:第40回 年末年始は蔚山倭城の戦い
- 藤原惺窩くんの日記:第5回 若狭国の歌詠みお殿様
- 藤原惺窩くんの日記:第2回 天空の城の赤松広通