徳川家康くんの日記:第28回 時を刻む男、酒井忠勝
はろ~!みんな大好き家康公だよ!今日は、酒井忠次でも本多忠勝でもなく、酒井忠勝っていう男の話をするよ!
徳川家臣団の中でも頭がかなりキレる酒井忠勝は異色な人物で、時間に恐ろしく厳格なの。
酒井忠勝は、老中兼川越城主なんだけど、江戸に登城する時は、九時なら九時にぴたーっと来るの。そして遅れて来た者は、老中として叱り飛ばすよ!
また川越城でどこぞの先生を招いて儒教などの講義を受ける時は、自分のすぐ脇に時計を置いてから家臣と一緒に講義を聴くのね。そんで終了時間になると先生の話が途中であろうと、講義を止めさせて先生も生徒も帰らすんだって。
そして極めつけは、川越城下に住む武士でない人々だって時を刻めるように、時の鐘を建設。それが現代まで残り、今の川越のシンボルになっている時の鐘じゃよ。
現代人でもあるまいし、江戸時代初期にも時間にここまで縛られている男がいるとは、さすがは徳川の家臣。先端行ってるよ!みたいな?!そんじゃあ、今日も努力、根性、忍耐でまったね~
カテゴリ:徳川家康くんの日記 | 2010-11-17 公開
« 小早川秀秋くんの日記:第28回 見栄っ張りに懺悔 真田昌幸くんの日記:第30回 治部醤油と刑部醤油 »
ランダムデイズ
- 石田三成くんの日記:第42回 タンポポの綿毛と面積の単位
- 加藤清正くんの日記:第31回 散々な時に聴こえてくるゴスペル
- 明智光秀くんの日記:第51回 蘭奢待(らんじゃたい)、信長、午後三時
- 小早川秀秋くんの日記:第34回 猛暑ニモマケテ
- 淀殿の日記:第30回 十炷香-其三