上杉謙信くんの日記:第33回 正義のカミングアウト!


上杉謙信7月9日

深夜、私は屋敷でひとり酒を飲んでいた。その時、何かが落ちる、大きな音が聴こえた。

庭を見ると、北条家の忍び、風魔小太郎殿が倒れていた。私は急ぎ、風魔殿を抱きかかえ、自分の部屋に寝かした。

私は主君、北条氏康様の命で、あなた様、上杉殿の情報を得る為、ここ越後国に侵入したのですが、」と風魔殿は息絶え絶えに話した。

「高熱を出し、庭に倒れてしまったのですね。」と私は風魔殿に薬を差し出した。「敵国の大将に看病してもらうなど、できませぬ。

「挙句、私の情報も得ず、手ぶらで帰れば氏康殿に怒られましょう。仕方ない、私の秘密をタダで教えましょう。」は!?

「実は私、イケメン武将なんです。」

自分で勝手に断定ですか?!というかそんな誤情報、氏康様に報告できませんよッ!」と風魔殿は涙を流した。正確な情報も誤情報になってしまう、風魔殿の風邪は重症だ。

今夜は、風魔殿の看病に徹しよう。敵国の忍びであろうが、困っているヒトはほっとけない。そんな正義の道を今日も邁進する私であった。

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