伊達政宗くんの日記:第34回 おらが村の先生
4月22日
おばんでがす~。今日は宮城のおらの屋敷に、お隣り・岩手から南部信直殿が遊びさ来てくれたでがす~。
「おばんでがんす、政宗殿。これはお土産の南部せんべいと、南部鉄器の急須(きゅうす)だべ。受取ってけろや。」
「まんずまんず(ありがとう)。信直殿は江戸のおがしっこ、食べたことがあるが?」とおらは信直殿に人形焼きさ、差し出しだ。
「家康殿と秀忠殿の顔が、まんじゅうになってるでがす~。食べてけろ。」「あんりゃまあ!めんごい(かわいい)おがしっこだべ。まんずまんず(ありがとう)。政宗殿は、江戸さよく行ぐのが?」
「たまに行ぐ。この前、江戸さ行った時はだまげだ。」「何だべ?」
「都会の方では、小沢一郎くんは、あんまり人気がねがったでがす~。」
「あんりゃまあ!都会ではウケてねえのが。だども小沢くんの本籍地である水沢は、南部領ではなぐ伊達領だからおらには関係ねがす。」
「だども水沢も、同じ岩手だべ。」「ねば、おらに水沢けろ(ちょうだい)。」「その手には乗らないでがす~。」「冗談だべ、ダハハハ!」
おらと同じ様に田舎のボンボンである信直殿は気さくで、地元のデープ(ディープ)な話も一緒にできで、楽しいしいでがす~。
カテゴリ:伊達政宗くんの日記 | 2010-04-22 公開
« 加藤清正くんの日記:第22回 加藤五月人形清正 松永久秀くんの日記:第46回 ※ただし松永久秀に限る。 »
ランダムデイズ
- 小早川秀秋くんの日記:第34回 猛暑ニモマケテ
- 豊臣秀吉くんの日記:第31回 箸
- 加藤清正くんの日記:第37回 蔚山倭城に舞い上がる凧
- 藤原惺窩くんの日記:第10回 執念の待つ
- 明智光秀くんの日記:第50回 明智式☆豆まきパラダイス