伊達政宗くんの日記:第21回 政宗の通訳をする小十郎


伊達政宗戦国21年3月10日

おばんでがす~。おらは今日、徳川家康殿の屋敷さ、遊びに行っだ。家康殿は、とうほぐ弁をひょうずん語に通訳する者を、一緒に連れて来てほしいと以前、言っていた。そこで家臣の片倉小十郎さ、一緒に連れて行った。

遊びに来てくれてありがとう!」と家康殿は言って、おらと小十郎を茶室に案内してくれだ。「まんずまんず。」とおらが言うと「徳川殿に会う為なら、雪や山を超えることも、たやすいことです。」と小十郎がおらのことばを通訳し始めだ。おらはそこまで言ってねえ。

うれしいのお。政宗殿がいてくれるから、北の守りはいつも安心!みたいな?!」「徳川は、ほでなすだから、おらほは東が心配だべ。」「ん?何?!」「小十郎、早く通訳してけろや。」「・・・徳川は、ろくでもないので、私達は東が心配です・・・

小十郎、直訳してどうすんだべ!おらの思想や考え方を踏まえて、きちんと通訳してけろ。」「え!他に訳しようがありませんよ!」「小十郎はすぐ、都会の人ぶって!」とおらは溜息をついた。

家康殿は「小十郎殿、主君のことばは正確に理解しないとね!」と言って、自ら立てたお茶を出してくれだ。「いやー、通訳以前に我が殿の性格に問題があると申しますか・・・」と小十郎は汗だくになって弁解し始めた。さてと、おらは家康殿の立てたお茶っこでも飲むべか。

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