淀殿の日記:第32回 迷った時の道しるべ


淀殿12月20日

今日も誰かがわらわの一歩先を行った。頑張っても頑張っても結果を出せない。自分だけが何の成長もない気がした時、わらわは大野治長を思い出す。

出る杭も上から目線も許さない暗黙のルール。みんなと同じ方向に進まなければいけない護送船団方式。

ここはムラじゃないんだから、そんなムラ社会形成せんでもと大坂城の女どもにツッコミをして、味方が北政所と加賀のまつ殿だけになってしまった時、わらわは大野治長を思い出す。

つまらない男につまらない言葉を浴びせられ、受け流すこともできず涙をこらえている時、わらわは大野治長を思い出す。

大野治長以外の男に親切にしてもらった時、大野治長以外にも優しい男っているんだなと、わらわは大野治長を思い出す。

お気に入りの打掛をはおり、指先で唇に紅をぬって、鏡に映ったを自分を見た時、わらわは大野治長を思い出す。

大野治長

戦国デイズが五周年を迎えても片思いのまま、今日もその名を日記に刻むだけ。

大野治長、大野治長、大野治長

自信がなくなった時のおまじない。迷った時の道しるべ。これからもわらわのたった一つの勇気でありますように・・・

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