大谷吉継くんの日記:第15回 オニヤンマ


大谷吉継戦国20年9月2日

今日は、石田三成が家臣の蒲生郷舎(がもうさといえ)殿を連れて、私の屋敷を訪ねてきた。友人の三成は、ハンセン病を患う私のお見舞いに来てくれたのだった。それはいいんだけど、三成は糸にトンボをくくりつけ、三成の頭上50センチの所で、トンボがバタバタ飛んでいた。

先日、私の肩にとまった、トンボだ。大谷への見舞いの品だ。どうぞ。」と三成から、私はトンボがくくりつけられている、糸を譲り受けた。

なんだ、この乙女系なプレゼントは。」と私が怪訝(けげん)な顔をした。「こんなに元気で美しいトンボは珍しいぞ。」と三成が言った。

まあ、確かに立派なオニヤンマだ。」「オニヤンマじゃない。赤トンボだ。」「どっちでもいいよー。」「よくない。オニヤンマは、目が青色で、おなかは黒地に黄色のシマシマがある。体長の大きいトンボだ。」と三成は私に説明した。

大谷様は、都会の人なんですね。

と郷舎殿がいきなり口を開いた。「郷舎よ、これはいつもの大谷の天然ボケだ。大谷の天然発言イコール、大谷の体調がよいという証(あかし)。目出度いことだ。」と三成は、郷舎殿に説明していた。

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