山内千代さんの日記:第40回 目の燃えるような痛み


山内千代11月7日

朝鮮の役が始まって以来、日本軍によって朝鮮より我が国に捕虜として連れ去られて来た人々の数は三万にも達しただろうか。

学者を含む貴族階級の両班(ヤンバン)、農民、陶工、女、子ども…

それは、目の燃えるような痛みだった。

だけどこんな時代でもまだ藤原惺窩(せいか)やあなたが諦めていないのなら、私ももう少し踏ん張ってみようか。

私に何ができるだろう。

そう言えば私は日本一の悪女。

我心匪石 不可轉也

我心匪席 不可巻也

威儀棣棣 不可選也

訳文:石ではない私の心を転がし移すことはできぬ

席(むしろ)でもない私の心を巻いて収めることはできぬ

畏れることのない態度で自分を屈(ま)げることはできぬのだ

[詩経より国風/邶風/柏舟の詩]

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