淀殿の日記:第20回 沈黙


淀殿 7月26日

過剰なまでに品行方正な人々。

蝉の鳴き声をかき消してまでも、量産増殖し続けるコミュニケーション。

わらわは誰かと話すよりも、ただ感じたくて、夏の暑さを砕く夕立を待っているだけ。

今日もひとり、ただ感じたくて、寂しさの隙間を通り過ぎる、夕立の後の涼風を待っているだけ。

前後の日記

« »

ランダムデイズ

関連トピック