真田幸村くんの日記:第19回 大坂戦国USJ
今日は大坂城の福利厚生雑誌、300冊をセイシャ(正社員)武将に一冊、一冊配る仕事を上から任された。雑誌をめくってみると、すごい!ブランド甲冑や、戦国通信講座などの割引チケットが何百枚も入っていた。ハケンには、福利厚生がないから、うらやましいなあ。
私は広大な大坂城を走り回って、この雑誌を配っていった。その途中、盛親先生を発見したので、先生にも一冊渡した。「ハケンの真田幸村にこんなもの配らせるなど、上の連中は無神経すぎる。」と盛親先生は、福利厚生雑誌をそこにある戦国シュレッダーにかけだした。
「先生、何するんですか!私でしたら、こんな雑誌を配ることくらいで、傷ついたりしませんよ。」「だったら、ちゃんと傷つけ。傷つくことに鈍感になるな、真田幸村。」と盛親先生は言った。
「先生、この雑誌の割引チケットを使って、大坂戦国ユニバーサルスタジオに私を連れて行ってくださいませんか。」と私は言った。「男ふたりで行くのか?」「はい!先生と二人で。」「セイシャを利用するハケン、真田幸村。それ、カッコいいかもしんないな。」と先生は笑った。そして、じゃあ今度一緒に行ってみるか、と先生は私に言ってくれた。
カテゴリ:真田幸村くんの日記 | 2009-03-03 公開
« 上杉景勝くんの日記:第22回 雛祭り 淀殿の日記:第9回 雨漏り »
ランダムデイズ
- 加藤清正くんの日記:第51回 撃ちてし止まむ
- 明智光秀くんの日記:第47回 憲法記念日スペシャル・信長公の掟
- 淀殿の日記:第34回 華麗なる滑稽
- 明智光秀くんの日記:第46回 ごろつき、悪党、バサラ
- 藤原惺窩くんの日記:第24回 束脩(そくしゅう)