松永久秀くんの日記:第14回 曼珠沙華夜露死苦
俺様は、屋敷に咲き誇る、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)の赤い花びらを敷き詰めるように、湯船に浮かべて、風呂に入った。上を見上げると、夜空が広がっている。月が輝いている。今日は、密かに中秋の名月。俺様は、だんごやススキなど、そんなしょぼくれたもので、中秋の名月を祝ったりはしない。曼珠沙華で祝う。
曼珠沙華の花そのものも、怪しげで好きだが、何が1番魅かれるかって、その名前。彼岸花を俺様は、わざわざ曼珠沙華と呼び、更に漢字で書けてしまう。「よろしく!」をわざわざ「夜露死苦!」と漢字で書くヤンキーみたいなもんだ。
しかし、今時、「夜露死苦!」とか言っている(書いてる)ヤンキーは、絶滅危惧種、もしくは昭和の最後の輝きであろうから、そいつら見かけたら俺様だと思って、大切にしてやれよ!
カテゴリ:松永久秀くんの日記 | 2007-09-25 公開
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