伊達政宗くんの日記:第59回 恋する問題のあるお殿様
2月10日
おばんでがす~。
今年も誰もおらに戦国バレンタインさ、くれないんだべか。おらがカッコ良過ぎて気後れしてしまうんだべか。
「ただモテないだけでしょ。」
とおらと一緒に戦国こたつさ入っている、家臣のカズン(伊達成実)がみかんさ食べながら言っだ。
「そんなことないべ。おら、側室、たぐさんいるし。」
「何の自慢ですか。ご側室の姫様方は、殿の人間性を好きになったのではなく、伊達家のお殿様というブランドと財力に魅かれて輿入れしただけですよ。」
「そんなことないべ。おらのそぐしづは皆、おらの顔と性格と知性と武勇と笑いのセンスととうほぐ弁、全てに惚れで輿入れしたはずだべ。」
「それではご側室の姫様方からバレンタイン、もらえばいいじゃないですか。」
「側室のにょし(女子)たちはもう身内だから、ドキドキ感が足りないべ。全くの赤の他人のにょしから欲しいでがす~。」
「無理ですよ。側室のにょしたちに、猫とか虎とか鱒(ます)とか動物のあだ名つける男なんてサイテー過ぎだし。」
「どれも素敵なめんごいあだ名だべ!」
「どこが?!人権侵害の間違いでしょ?!そんなんだからモテないんですよッ!!」
がびーーーーん
ただ、恋をしたいだけなのに。
いくさだけじゃ退屈だし?
問題があると言われても立ち止まっている場合じゃない。
おらは恋する問題のあるお殿様として突っ走るだけでがす~。
カテゴリ:伊達政宗くんの日記 | 2015-02-10 公開
« 小早川秀秋くんの日記:第41回 クールな戦国男子 石田三成くんの日記:第44回 大航海時代の闇 »
ランダムデイズ
- 加藤清正くんの日記:第37回 蔚山倭城に舞い上がる凧
- 藤原惺窩くんの日記:第10回 執念の待つ
- 藤堂高虎くんの日記:第2回 豊臣秀長のいない世界
- 大谷吉継くんの日記:第13回 ほっこり祭りⅠfeat日本一の頭でっかち
- 毛利秀元くんの日記:第17回 最悪の出逢い