加藤清正くんの日記:第33回 熊本城の上を泳ぐ魚

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加藤清正戦国25年5月7日

空と海はどれほどの違いがあるのだろう。

頭上には魚が泳いでいた。

これ以上、世間に合わせて偽りの人生を歩むのなら、わしの魂が崩壊してしまうだろう。

世間を敵に回してでも自分の気持ちに正直に生きたいと思った朝。頭上には、魚が泳いでいた。

熊本城の上を飛び跳ね、超える魚。

たとえわしがあんなふうになりたいと思っても、小西よ。

端午の節句は終わった。

熊本城の上を飛び跳ね、超える魚。

たとえわしがあんなふうになりたいと思っても、小西よ。

鯉のぼりをいつまで飾っているんだ。

わしを超えるのはおまえんちの魚じゃない。

それはわし自身。

どんなにつらくても、苦しくても、わし自身しかありえないのだ。

KoinoboriKoinobori / chaojikazu

 

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