淀殿の日記:第20回 恋の交通手段
11月2日
戦国時代に、自転車もバスも電車もなくてよかった。
あってもどうせ、大野治長とわらわの距離は縮まらないんでしょ。
戦国時代に、自転車もバスも電車もなくてよかった。
もしあっても、自分の足で走って、大野治長に逢いに行くわ。
「秀頼様って本当に殿下と淀殿の子かしら。」
という太閤殿下の側室たちの陰口も嫉妬も、しなやかにかわして、逢いに行くわ。
いつかきっと、もっと大人の女性になって、自分の足で走って、あなたに逢いに行くわ。
戦国時代に、自転車もバスも電車もなくても、きっと。
カテゴリ:淀殿の日記 | 2010-11-02 公開
« 大谷吉継くんの日記:第20回 ほっこり祭りⅡfeat日本一のキリシタン 真田幸村くんの日記:第33回 年下の大先輩、ふたり。 »
ランダムデイズ
- 毛利秀元くんの日記:第20回 戦国バレンタインと呼べない
- 小西行長くんの日記:第42回 Without 宇喜多秀家
- 徳川家康くんの日記:第36回 白河の関も越えられる
- 後藤又兵衛くんの日記:第61回 ダミアンのハチャメチャ黄海道支配
- 淀殿の日記:第34回 華麗なる滑稽