淀殿の日記

淀殿の日記:第42回 ひとこと

読むのにかかる時間:約23秒

戦国スイーツ

戦国29年2月24日 やせの大食いって何だ、やせの大食いって!! 「淀殿。デイズはツイッターじゃありませぬぞ。」 と北政所が戦国キャラメルタルト二個目を食べながら言った。 「最低でも三百字は書かないと。」 とまつ殿が戦国… [続きを読む]

淀殿の日記:第41回 恋は君のために

読むのにかかる時間:約26秒

桜

戦国27年4月6日 外を見渡せばもう、桜が散り始めてるなあ。 それにしても。 恋というのは、わらわのように、特に志もなく、いつも異性のことで頭がいっぱいなバカ女より、快楽はもはや、苦悩を乗り越えた瞬間にしか訪れない気がし… [続きを読む]

淀殿の日記:第40回 最後の人

読むのにかかる時間:約1分23秒

淀殿

戦国26年12月27日 千利休が殿下に命じられて切腹。 翌年には文禄の役と呼ばれる、朝鮮への侵攻が始まった。 三年後には、関白・豊臣秀次が殿下に追放され、高野山で切腹。その一族は京都三条河原で斬り殺された。 その翌年には… [続きを読む]

淀殿の日記:第39回 ワカドン!

読むのにかかる時間:約1分2秒

淀殿

戦国26年9月9日 わらわは今日の午後、大坂城でおやつの時間に一人、カステーラを食べながら、なんとなく百人一首に収められた王朝和歌を読んでいた。 3:あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝る(柿… [続きを読む]

淀殿の日記:第38回 華麗なる滑稽

読むのにかかる時間:約1分40秒

織田有楽斎

戦国26年5月19日 白状するとわらわは、色欲に溺れる戦国武将、愛だの恋だの信じている姫たちをどれ程軽蔑していたかわからない。 あの時―柴田の父上が母・市とともに自害された時――、炎上する北ノ庄城を見つめながら、わらわは… [続きを読む]

淀殿の日記:第37回 義父・柴田勝家の記憶

読むのにかかる時間:約1分26秒

柴田勝家

戦国25年12月15日 今日はわらわの親戚且つよき相談相手の織田有楽斎(うらくさい)殿が、大坂城のわらわを訪ねに来てくれた。 有楽斎殿と取るに足らない話をした後、有楽斎殿は「それにしても淀殿のお顔は、一段と今は亡き柴田勝… [続きを読む]

淀殿の日記:第36回 七夕なんて叶わないと思ってた。

読むのにかかる時間:約1分7秒

淀殿

戦国25年7月5日 大坂城に大きな笹が二本運ばれた。 わらわは「母・市のような美人になれますように。」と短冊に書いて一本の笹に結んだ。その時、思いがけず今年の大坂城七夕祭実行委員の大野治長がやって来た。 「そんな下の方で… [続きを読む]

淀殿の日記:第35回 新年というのに君は、

読むのにかかる時間:約1分16秒

大野治長with上杉景勝・徳川家康・前田利家

戦国25年1月9日 新年というのに君は、仕事でミスの連続。 殿下に怒鳴られ、職場の人間関係にも疲れ果てて、「もう、辞めたい。」って大坂城の櫓の片隅で肩を落としている。 新年というのに大野治長は、わらわの視線にまるで気付い… [続きを読む]

淀殿の日記:第35回 十炷香-其三

読むのにかかる時間:約1分42秒

淀殿

戦国24年9月26日 十種の香を聞き当てるゲーム・十炷香(じゅっちゅうこう)。先日、わらわと五大老で十炷香対決をやった。 結果は五大老の負け。彼らは罰ゲームとして、わらわの代わりに大野治長に理想の女性のタイプを聞くことに… [続きを読む]

淀殿の日記:第34回 十炷香(じゅっちゅうこう)-其一

読むのにかかる時間:約1分39秒

十種香(じしゅこう)道具

戦国24年9月9日 わらわは本日、豊臣政権五大老である家康殿、利家殿、輝元殿、秀家殿、景勝殿を大坂城の自分の部屋に呼んだ。 十炷香(じゅっちゅうこう)という、数種の香10包をたき、その香の名を聞き当てるゲームに参加しても… [続きを読む]

淀殿の日記:第33回 誰にも必要とされていない日々

読むのにかかる時間:約1分15秒

大野治長

戦国24年3月29日 サルを独占したいとか夢にも思わないけれど、サルは最近迎え入れた若い側室に熱を上げていて、わらわのことはすっかり忘れているようだった。 そんな時は、サルの正室・北政所の部屋をなんとなく訪ねてみるのだけ… [続きを読む]

淀殿の日記:第32回 迷った時の道しるべ

読むのにかかる時間:約1分17秒

淀殿

戦国23年12月20日 今日も誰かがわらわの一歩先を行った。頑張っても頑張っても結果を出せない。自分だけが何の成長もない気がした時、わらわは大野治長を思い出す。 出る杭も上から目線も許さない暗黙のルール。みんなと同じ方向… [続きを読む]

淀殿の日記:第31回 大野治長が結婚するまでのカウントダウン

読むのにかかる時間:約1分4秒

淀殿

戦国23年10月17日 大野治長に辿り着く為にどれ程の犠牲を払って来ただろう。 大野治長に辿り着く為にわらわは、いくさで実父の浅井長政、義父の柴田勝家、そして実母の市をも失った。 そして大坂城に入ったわらわは、猿の側室に… [続きを読む]

淀殿の日記:第30回 Got To Be Real

読むのにかかる時間:約55秒

淀殿

戦国23年9月5日 甘いフェイスにして頭脳明晰。笑いのセンスだって抜群。 大野治長に出逢うまでは、理想の男性は物語の中にしかいないと思っていた。 物語を遥かに超える人。突拍子もない行動に、予測不能な発言。 だから一緒にい… [続きを読む]

淀殿の日記:第29回 最後のサーフホリデー 淀殿Ver.

読むのにかかる時間:約1分27秒

淀殿

戦国23年8月3日 なんていじわるな巡り合わせなの ヒール響かせて急いでいた Rush hour (戦国にはヒールもRush hourもないんだけどね) 灼けてない横顔が ねえふたりを語る 懐かしさだけなら今は逢わない方… [続きを読む]

淀殿の日記:第28回 大失恋中

読むのにかかる時間:約1分25秒

淀殿

戦国23年6月12日 「こんなこと言ったら器の小さい女って思われるかもしれなけれど、淀殿ってお育ちがいいってだけで、ぶっちゃけ美人でもないし、何か特技があるってわけでもないし、殿下はあの女のどこがいいんだか。だいたい秀頼… [続きを読む]

淀殿の日記:第27回 君を忘れる方法

読むのにかかる時間:約59秒

淀殿

戦国23年4月30日 大野治長に彼女ができたらしい。 ちょっと優しくされただけで、大野治長と自分は同じ気持ちだと確信してしまった。自分が馬鹿すぎて泣けてくる。 この想いを立ちきる為に戦国HIPHOPでも踊ってみようか。け… [続きを読む]

淀殿の日記:第26回 わらわは生きる。

読むのにかかる時間:約17秒

淀殿

 戦国23年3月18日 大野治長は今日も笑顔で頑張っているような気がするから、わらわも負けてられますまい。 わらわは生きる。 今がどんなにしんどくとも、あなたのそのたくましい腕の中に身を投じるまでは、死にますまい。 [続きを読む]

淀殿の日記:第25回 家族

読むのにかかる時間:約1分26秒

淀殿

戦国23年2月3日 サル(秀吉)の容態が、悪化の一途を辿る。サルが死んだら、徳川方の全国の諸大名が、大坂城を潰しにかかるだろう。 燃え落ちてゆく夕日の影が、大坂城の廊下に茫然と立ちつくすわらわの足元に忍び寄る。その時、 … [続きを読む]

淀殿の日記:第24回 ちょっとした違和感

読むのにかかる時間:約16秒

淀殿

戦国22年12月9日 「合コン」も苦手だが、「女子会」と言うものも意味がよくわからない。 って友だちがいないから、どちらも誘われたことがないのじゃがな。 今度、北政所とまつ殿にどんなもんか聞いてみるかのう。 [続きを読む]

淀殿の日記:第23回 Foxy Lady

読むのにかかる時間:約52秒

淀殿

戦国22年11月2日 戦国時代に、自転車もバスも電車もなくてよかった。 あってもどうせ、大野治長とわらわの距離は縮まらないんでしょ。 戦国時代に、自転車もバスも電車もなくてよかった。 自分の足で走って、大野治長まで辿りつ… [続きを読む]

淀殿の日記:第22回 乙女たちの妄想と暴走

読むのにかかる時間:約44秒

淀殿

戦国22年9月25日 大野治長(はるなが)は、「君に届け」に出てくる「風早くん」に似ていると思う。 ということを、北政所(きたのまんどころ)と大坂城に遊びに来ているまつ殿に話したら、 どこが?! と二人に大笑いされた。 … [続きを読む]

淀殿の日記:第21回 先陣

読むのにかかる時間:約51秒

淀殿

戦国22年8月20日 わらわはこの年で、「おはよう」は、先に言われるより先に言った方が気持ちがいいことに気がついた。 わらわは、自他共に認める気の強い性格だったはずじゃ。けれど、実は「おはよう」すら、誰かから先に言ってく… [続きを読む]

淀殿の日記:第20回 沈黙

読むのにかかる時間:約23秒

淀殿

戦国22年7月26日 過剰なまでに品行方正な人々。 蝉の鳴き声をかき消してまでも、量産増殖し続けるコミュニケーション。 わらわは誰かと話すよりも、ただ感じたくて、夏の暑さを砕く夕立を待っているだけ。 今日もひとり、ただ感… [続きを読む]

淀殿の日記:第19回 6月の雨

読むのにかかる時間:約1分3秒

淀殿

戦国22年6月14日 振り払っても振り切れない、うっとうしい6月の雨が嫌い。 やたら目につく、素朴さを失ったアジサイの花が嫌い。 わらわに平伏しているようで、平然とわらわを見下し、バカにしている諸大名たちが嫌い。男がキラ… [続きを読む]

淀殿の日記:第18回 恋の風林火山

読むのにかかる時間:約1分31秒

淀殿

 戦国22年4月2日 風:攻めるべき時には風のようにすみやかに襲いかかれ!(速きこと風の如く) 本日、大坂城桜門の下で、知らない女と二人でいる大野治長を発見。わらわは、箒(ほうき)を持って、二人に突撃した。「ちょっと、そ… [続きを読む]

淀殿の日記:第17回 ビスケット

読むのにかかる時間:約1分50秒

ビスケット

戦国22年2月1日 遠くから、大野治長の顔を見る。声を聴く。 大野治長の匂いや体温を感じることはない。だから時々わらわは無性に、五感の全てで大野治長を感じてみたくなる。 そんなことを考えながら大坂城の廊下を歩いていたら、… [続きを読む]

淀殿の日記:第16回 わらわにだけ冷たい

読むのにかかる時間:約24秒

淀殿

戦国21年12月30日 大野治長は誰にでもすごく優しいけど、わらわにだけは、冷たいと思う。 だからわらわは、大野治長にとって、特別な存在なんだと思う。 わらわを避けたり、わらわに滅多に文をくれないのは、わらわが特別な存在… [続きを読む]

淀殿の日記:第15回 折鶴

読むのにかかる時間:約1分24秒

淀殿

戦国21年11月4日 病に倒れた太閤殿下は、いまだ回復することなく、寝込んだままであった。五大老の折った、色とりどりの千羽鶴が、天井からむなしく吊る下がっていた。 サルが死んだら、大坂城は、わらわは、どうなるのであろうか… [続きを読む]

淀殿の日記:第14回 サルが死んだら

読むのにかかる時間:約44秒

淀殿

戦国21年10月7日 太閤殿下がまた体調を崩され、ここ数日、ずっと床についたままだ。殿下は、このサルは、このまま死ぬのだろうか。 いくさにより父も母も失い、孤独になったわらわを、純粋に愛してくれたのは、サルだけだった。母… [続きを読む]

淀殿の日記:第13回 覚えてくれてたんだ。

読むのにかかる時間:約36秒

淀殿

戦国21年9月1日 大野治長(はるなが)は先日、夏休みを取って、どこか少し遠くへ、遊びに行ったらしい。そして今日。大坂城に戻って来た大野治長は、土産を持って来てくれた。 わらわの息子の秀頼には絵本を、わらわの側近の大蔵卿… [続きを読む]

淀殿の日記:第12回 写真もメールもいらない恋

読むのにかかる時間:約48秒

淀殿

戦国21年7月12日 戦国に写真がなくてよかった。写真の中の大野治長(はるなが)よりも、自分の頭の中に深く刻み込んだ大野治長の方が、より本物に近いはずじゃ。目の形、髪の質感、肌の色、えくぼに髭。その全てを、写真に頼らずと… [続きを読む]

淀殿の日記:第11回 色気のないお守り

読むのにかかる時間:約56秒

淀殿

戦国21年5月9日 世間が仕事のやりがいや趣味に熱狂する中、わらわはただ恋がしたかった。わらわにとって恋より楽しくて苦しいものは、どんなに探してもこの世にはなかった。 大坂城に勤務する大野治長は、戦国GWにどこかに遊びに… [続きを読む]

淀殿の日記:第10回 桜と薔薇

読むのにかかる時間:約1分10秒

淀殿

戦国21年4月1日 今年こそは、大坂城の桜の木の下を大野治長(はるはが)と歩いてみたい。大野治長の肩に桜の花びらが落ちて、わらわがそれを取ってみたり、桜の下で一緒にお弁当食べたり・・・ 「淀殿ってバラって感じだよね。」と… [続きを読む]

淀殿の日記:第9回 雨漏り

読むのにかかる時間:約1分4秒

淀殿

戦国21年3月6日 今日は地方の大名が数名、太閤殿下のご機嫌を伺いに大坂城に来ていた。わらわも彼等に挨拶するよう殿下に言われていた。大名らが集まる部屋に向かう時、大坂城の屋根の修理をしている者がいた。大野治長だった。外は… [続きを読む]

淀殿の日記:第8回 サルと利家

読むのにかかる時間:約1分1秒

淀殿

戦国21年2月11日 今日は太閤殿下の正室、北政所(きたのまんどころ)に会いに、加賀前田のまつ殿が大坂城にやって来た。北政所の部屋で、わらわも一緒にお茶をした。 「うちの旦那の利家が、よそで女作ってた。しかも子供まで作っ… [続きを読む]

淀殿の日記:第7回 ガードの固い男

読むのにかかる時間:約59秒

淀殿

戦国21年1月21日 わらわは、大坂城の庭で、幼い我が子、秀頼とフキノトウを取って、遊んでいた。遠くに目をやると、大坂城に勤務する大野治長(はるなが)が、同僚と梅の木を植えていた。 「パパ!」 と叫んで、秀頼は大野治長に… [続きを読む]

淀殿の日記:第6回 石田三成よりいい男

読むのにかかる時間:約48秒

淀殿

戦国20年12月22日 大坂城で働く女中たちや、わらわ以外の太閤殿下の側室どもは、石田三成にキャーキャー言っているが、わかってないね、男を。 大坂城イチいい男は大野治長(はるなが)に昔から決まってんだよコノヤロウ! 影の… [続きを読む]

淀殿の日記:第5回 大野治長にゾの字

読むのにかかる時間:約48秒

淀殿

戦国20年11月12日 今日は太閤殿下の正室、北政所(きたのまんどころ)に呼び出され、彼女の部屋に言った。 「おぬしは、サル(秀吉)の側室である。しかし、サルを一身に愛すわけでもなく、大野治長(はるなが)にうつつをぬかし… [続きを読む]

淀殿の日記:第4回 恋の弓矢

読むのにかかる時間:約1分2秒

淀殿

戦国20年9月28日 わらわはほしいものは全て手にしてきた。身分、権力、そして城まで、手にしてきた。残るは、大野治長(はるなが)ただひとり。この男は、わらわに仕える大蔵卿(おおくらきょう)の子で、大坂城に勤務する。 一番… [続きを読む]

淀殿の日記:第3回 戦国の妻(おんな)たち

読むのにかかる時間:約1分1秒

淀殿

戦国20年8月21日 今日は大坂城に、太閤秀吉様の正室・北政所の友達がやって来た。北政所に挨拶するよう言われたので、「お久しぶりです、加賀前田の竹殿。」とわらわは挨拶した。 「あらあら、北政所様の友達ということで、淀殿に… [続きを読む]

淀殿の日記:第2回 石田三成の失言

読むのにかかる時間:約1分21秒

淀殿

戦国20年7月22日 太閤秀吉様の正室・北政所(きたのまんどころ)が、自分の部屋で、太閤様の側室であるわらわの産んだ、幼い秀頼をあやしていた。 「秀頼(ひでより)は本当に、色白でかわいいのお。あのサル(秀吉)の子とは思え… [続きを読む]

淀殿の日記:第1回 太閤殿下のナンバー2

読むのにかかる時間:約58秒

淀殿

戦国20年6月25日 今日は大坂城の大広間に諸大名が30人くらい集まり、わらわも顔を出すようにと太閤殿下に言われた。諸大名の殿下への挨拶を聴きながら、わらわは煙草をふかしていた。 すると、わらわの隣りに座っていた、殿下の… [続きを読む]