加藤清正くんの日記

加藤清正くんの日記:第43回 不眠症

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鄭文孚(チョンムンブ)

戦国29年9月17日 どうしよう… 日本が好きすぎて眠れない。 日本が一つ、日本が二つ、日本が三つ……日本が一五三七つ… 嗚呼!!日本が素晴らしすぎて眠れない。 日本の素晴らしきはその民族であろう。周りと同じであることと… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第42回 義兵将・鄭文孚(チョンムンブ)

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鄭文孚(チョンムンブ)

戦国29年6月5日 わしは最近、朝鮮人を見直しし始めていた。 太閤殿下の命により、日本軍が朝鮮へ侵攻。首都ソウルを制圧すると、清正軍は朝鮮東北・咸鏡道(ハムギョンド)に侵入。 咸鏡道会寧(フェリヨン)の役人・鄭末守(チョ… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第41回 臨海君と順和君

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臨海君と順和君

戦国29年3月6日 「キヨマサドノ、オカワリ!」 と順和君(スンファグン)が皿を片手に叫んだ。こいつは去年、朝鮮東北・咸鏡道(ハムギョンド)に侵入した際に捕らえた朝鮮王子。 それはいいんだが育ち盛りの一三歳。恐ろしい程よ… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第40回 年末年始は蔚山倭城の戦い

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浅野幸長

戦国28年12月27日 年末年始は蔚山倭城の戦い。 刺激が欲しいのなら、明・朝鮮連合軍六万に包囲されるもよかろう。 これに対する城内の日本軍わし以下二千。 飢えと寒さと恐怖に耐えきれないくて、敵軍に投降する裏切者は叩き斬… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第39回 オランカイの中心で愛を叫ぶ

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小西行長

戦国28年10月4日 今日も君のために咸鏡道(ハムギョンド・朝鮮北東部)を走り続けるよ。 オランカイ(満州)はまだかしら? 日本の他には、朝鮮も明も南蛮も天竺もいりはしない。 全ての国が日本になってしまえばいいのに。 &… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第38回 旧正月、蔚山、沙也可

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沙也可

戦国28年2月5日 わしが朝鮮慶尚道に築城していた蔚山(ウルサン)倭城は、明の経略・楊鎬(ようこう)と提督・麻貴(まき)、朝鮮の権慄(クォンユル)率いる連合軍六万に包囲されて今日(旧暦12月27日)で五日目を迎えた。 も… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第37回 蔚山倭城に舞い上がる凧

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凧

戦国28年1月9日 新年、明けましておめでとうございます。 今年も宜しくお願いします。 …どころじゃないわ!! 太閤殿下の命でわしは、去年の旧暦11月10日から朝鮮慶尚道の蔚山(ウルサン)に倭城を築城していた。 しかし城… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第36回 降倭・沙也可(さやか)

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沙也可

戦国27年10月22日 太閤秀吉様の明国制圧の野望に応えるべく、わしは朝鮮の釜山(プサン)に上陸した。 第一軍の小西行長は既に釜山、東萊(トンネ)、尚州(サンジュ)、忠州(チュンジュ)をやすやすと攻め落とした。 何やって… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第35回 小西インザドリーム

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加藤清正

戦国26年9月7日 ご近所だというのに、小西行長にここ二か月逢っていない。 この奇跡に喜んでいたのもつかの間。 一昨日と昨夜、二日連続わしの夢に小西が出てきた。 何やってんだろう…わし。 ここ二か月の奇跡が台無しだ。 何… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第34回 少年使節団のコンサート

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小西行長

戦国25年11月15日 わしのかあちゃんは、なんかの抽選会で来月大坂城で行われる天正少年使節団のコンサートのペアチケットを見事ゲットした。 大喜びのかあちゃんは「おまえのお父さんが生きていたら、お父さんと行ったのだけど、… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第33回 熊本城の上を泳ぐ魚

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加藤清正

戦国25年5月7日 空と海はどれほどの違いがあるのだろう。 頭上には魚が泳いでいた。 これ以上、世間に合わせて偽りの人生を歩むのなら、わしの魂が崩壊してしまうだろう。 世間を敵に回してでも自分の気持ちに正直に生きたいと思… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第32回 宇土城のイルミネーション

読むのにかかる時間:約1分47秒

加藤清正

戦国24年11月20日 秋の終わり。太閤殿下から茶会に招かれたわしは、熊本から遥々大坂城に出向いた。 久しぶりにお逢いした殿下は、茶会は佐吉(石田三成)に任して、でんでん太鼓片手に、息子のお拾君(ひろいぎみ)の尻を盲目的… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第31回 散々な時に聴こえてくるゴスペル

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小西行長

戦国24年3月4日 「熊本城って世間で言われる程、かっこよくないじゃん。わざわざここまで来たのにガッカリ~」 わしは熊本城下でそんな戦国観光客の声を耳にした。自分を全否定された気持ちになって、なかなか寝付けなかった夜、聴… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第30回 他人の幸せ

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加藤清正

戦国23年10月20日 「才気ともに、我と異ならざる者は、すなわち治部少輔一人あるのみ。」 そんなふうに太閤殿下に高く評される佐吉(石田三成)は、なんて幸せな武将なのだろう。 佐吉は、ある時は博多町奉行として衰微していた… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第29回 宇喜多秀家に誘われて

読むのにかかる時間:約1分28秒

加藤清正

戦国23年7月16日 太閤殿下に所用があって大坂城に出向くと偶然、備前国の宇喜多秀家殿とはち合わせた。そして秀家殿に今宵、夕食を共にしないかと誘われた。 大坂城下のとある寺の一室。「小西行長は私の元家臣なのですが、肥後国… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第28回 戦国百姓が選ぶダサイ城

読むのにかかる時間:約1分11秒

加藤清正

戦国23年6月14日 全国の戦国百姓が選ぶ名城百選。今年の1位は大坂城、2位が江戸城、3位は佐和山城、そして4位がわしの熊本城であった。 「なんで熊本城が、佐吉の佐和山城なんかに負けなきゃならんのだーーッ!」 「俺の宇土… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第27回 鯉のぼり

読むのにかかる時間:約27秒

加藤清正

戦国23年4月17日 黒と赤と青の鯉が三匹、海ではなく何故かニッポンの空を泳ぐ。 今日、小西んちの宇土城を見たら、鯉のぼりを上げていた。地震で何もかも滅茶苦茶になったニッポンに於いて、今年は何だか気持ちがギリギリで、鯉の… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第26回 「隣りだから。」

読むのにかかる時間:約1分13秒

加藤清正

戦国23年1月24日 いつからだろう。豊臣政権にとって、武功派のわしが、いてもいなくても、どうでもいい存在になってしまったのは。 太閤殿下から、ここ肥後国を与えられたことは、とても喜ばしいことである。けれど物理的だけでな… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第25回 これも持って行け。

読むのにかかる時間:約1分20秒

加藤清正

戦国22年11月7日 五日前、大坂城で大きな地震があったらしい。太閤殿下や秀頼様はご無事だろうか。 わしは居ても立っても居られずに急ぎ馬に飛び乗り、大坂城を目指した。その途中、「おい、清正!」と隣り近所の小西行長に声をか… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第24回 境(さかい)

読むのにかかる時間:約1分7秒

加藤清正

戦国22年8月6日 戦国時代には、明確な国境や村境などなかった。境はその国や村に住む人々の「心」が決めていた。 そして境には目印として、樹木や神札などを置く風習もあった。 小西行長は、小西領と加藤領の境に目印として、手に… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第23回 ナニワの証人

読むのにかかる時間:約1分9秒

加藤清正

戦国22年5月30日 今日、福岡の黒田長政殿の屋敷に、久しぶりに遊びに行くと、偶然、愛知から市(福島正則)も遊びに来ていた。 昼間から夜更けまでわしら三人、酒を酌交し大いに盛り上がった。そして酒が回ってきて眠くなってきた… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第22回 加藤五月人形清正

読むのにかかる時間:約1分1秒

加藤清正

戦国22年4月22日 わしは今日、じぶんちの屋根の上に鯉のぼりを飾った。そして屋敷の外に出て、青空を悠々と泳ぐ鯉のぼりを、ぼーっと眺めていた。 その時、「すげー!何この立派な五月人形!」と隣り近所の小西行長がやって来て、… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第21回 ご近所の貸して攻撃

読むのにかかる時間:約1分42秒

加藤清正

戦国22年3月3日 朝、屋敷の門を強く叩く音が聞こえた。門を開けると、隣り近所の小西行長が立っていた。 「五人囃子の笛を吹いているヤツ、貸して。」 「・・・・・・・・・・・・・・・・。」 「雛人形を押入れから出して飾ろう… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第20回 昭君の間

読むのにかかる時間:約1分36秒

加藤清正

戦国21年12月8日 わしの熊本城には、昭君の間(しょうくんのま)という、豪華絢爛な特別な部屋がある。これは大坂城に有事があった際、豊臣秀頼様を熊本城にお迎えし、秀頼様にご使用していただく為に作ったものだ。 わしは今日も… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第19回 石田三成は二枚重ね

読むのにかかる時間:約1分38秒

加藤清正

戦国21年11月8日 昨日の夕方、小西ご近所行長が、「石田三成が遊びに来ていて、一晩うちに泊まるから布団を貸してほしい。」とうちに頼みに来た。小西のうちの余っている布団は、穴が空いているものばかりらしい。 わしは布団を小… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第18回 歯磨き粉貸して×2

読むのにかかる時間:約1分

加藤清正

戦国21年10月11日 昨夜、わしが眠りについた頃、屋敷の門を強く叩く音が聞こえた。門を開けると、隣り近所の小西行長が立っていた。 「歯磨き粉、貸して。」 と戦国パジャマ姿の小西は言った。わしは溜息をついて、小西に歯磨き… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第17回 隣りの晩御飯

読むのにかかる時間:約54秒

加藤清正

戦国21年9月5日 わしは今日、近くの川に釣りをしに出かけた。なかなかお目当ての魚が釣れない。しかし陽が落ちてきたので、釣り道具と釣れた魚を持って家路に向かった。 その途中、隣り近所の小西行長の屋敷からいい匂いがした。す… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第16回 ドレッシング

読むのにかかる時間:約22秒

加藤清正

戦国21年8月13日 夕飯を食べている時、うちの門を強く叩く音が聞こえたので、わしは戸を開けた。小西ご近所行長が立っていた。醤油でも借りに来たのかと思ったら、 「ドレッシング貸して。」 と言われた。果たして、隣人にドレッ… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第15回 七夕の短冊

読むのにかかる時間:約1分3秒

加藤清正

戦国21年7月7日 今日は町内会長殿と寺で、来月の夏祭りの打ち合わせをした。帰り道、小西行長の屋敷の前を通ったら、大きな竹が飾ってあった。小西も、七夕をやるのか。 小西のことだから短冊に、「清正が早く引越しますように。」… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第14回 レンジがない

読むのにかかる時間:約46秒

加藤清正

戦国21年6月3日 夕飯時、小西ご近所行長がわしの屋敷にやって来た。そして玄関先で小西は「お前んちのレンジ貸してくんない?」と言った。 「昨日作りすぎたシチューを温めてなおして、今夜また、食べたいんだ。」と小西は手にして… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第13回 高山五月人形右近

読むのにかかる時間:約1分10秒

加藤清正

戦国21年5月4日 今日は小西ご近所行長が、先日おすそ分けした煮物の器を、珍しくうちまで返しに来た。その時小西は、うちの玄関に飾っている五月人形にを見て言った。 「蛇の目紋が入っている長烏帽子の兜・・・この五月人形、もし… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第12回 臭覚

読むのにかかる時間:約50秒

加藤清正

戦国21年3月29日 わしは今日、近くの川に釣りをしに出かけた。なかなかお目当ての魚が釣れない。しかし陽が落ちてきたので、釣り道具と釣れた魚を持って家路に向かった。その途中、隣り近所の小西行長の屋敷からいい匂いがした。「… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第11回 薄ら文化人

読むのにかかる時間:約1分9秒

加藤清正

戦国21年2月24日 今日は戦国廃品回収の日。わしは読了した30冊の戦国雑誌を束ね、近所の戦国ゴミ収集場に出かけた。すると隣り近所の小西行長も、戦国雑誌を出しに先に来ていた。小西におはようと挨拶した時、雑誌を束ねていたひ… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第10回 寿司屋の出前

読むのにかかる時間:約45秒

加藤清正

戦国21年1月30日 今月も、戦国回覧板を回す為、隣り近所である小西行長の屋敷に、わしは出向いた。すると小西の屋敷の門前に、加藤家の器が置かれてあった。先日、うちで作りすぎた煮物をこの器に入れて、小西宅におすそわけしたの… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第9回 虎退治よりゴキブリ退治

読むのにかかる時間:約55秒

加藤清正

戦国21年1月15日 「今夜、泊めていただけませんか。」 と布団を背負ったわしは、隣り近所の小西行長の屋敷の門を叩いた。小西はもそもそ出てきて、「おまえの熊本城、火事にでもなったか?」と言った。 「いや、ゴキ※※一匹が、… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第8回 回覧板

読むのにかかる時間:約1分7秒

加藤清正

戦国20年12月14日 戦国熊本限定回覧板が回ってきた。今月の連絡事項はふたつ。年末年始は夜、騒いだりお酒を飲みすぎたりして、近所にご迷惑をかけないこと、来年の年始の餅つき大会は1月3日朝9時から行われること。わしは了解… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第7回 B級なクリスマス

読むのにかかる時間:約1分7秒

加藤清正

戦国20年11月3日 「お菓子くださーい。」 と、隣り近所の小西の屋敷の門を叩いた。小西はぎょっとした表情で、屋敷から出てきて、「そのかぼちゃのかぶりものは、ハロウィンのつもりですか。気持ちわるい。」と言った。 「キリシ… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第6回 お届け物はゼウス様

読むのにかかる時間:約56秒

加藤清正

戦国20年10月1日 屋敷の門を叩く音がしたので、門を開けてみると、戦国宅配便のお兄さんが立っていた。「すみません、隣りの小西さんがご不在なので、小西さんの荷物、預かっていただけませんか。」と言われ、わしは快く小西の荷物… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第5回 防災訓練

読むのにかかる時間:約56秒

加藤清正

戦国20年8月31日 小西行長ーーーッ!!! 今日は肥後国(熊本県)戦国防災訓練の日だ。何故、来ない。何故、参加しない。地域のコミュニティを破壊する者を、わしは許さん。ということで、隣り近所の小西の屋敷の門を叩いた。 「… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第4回 食べれる畳の味

読むのにかかる時間:約1分15秒

加藤清正

戦国20年8月1日 石田三成ーーーッ!!! 先日、太閤殿下・秀吉様に、お中元として、わが熊本城が開発した食べれる畳(味噌味)777枚を贈った。しかし殿下の側近・石田三成が、こともあろうに返品してきた。 「食べれる畳(味噌… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第3回 お味噌の行方

読むのにかかる時間:約26秒

加藤清正

戦国20年7月4日 小西行長ーーーッ!!! 二ヶ月前に貸したお味噌は、いつ返してくれるんだ・・・。 わしの屋敷に残っていた味噌は、全て使いきってしまった為、小西のおかげで、この一週間、わしは味噌汁を飲んでいない。しかしわ… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第2回 掃いたゴミは隣りへ

読むのにかかる時間:約21秒

加藤清正

戦国20年6月15日 小西行長ーーーッ!!! 朝、自分の屋敷の前を、ほうきで掃くのは構わない。構わないが、はいたゴミを、ちりとりで取るわけでもなく、隣り近所のわしの屋敷の前に、ゴミを飛ばしてくるのはやめてくれ。こういう常… [続きを読む]

加藤清正くんの日記:第1回 私の近所である資格

読むのにかかる時間:約44秒

加藤清正

戦国20年5月22日 はじめまして。熊本県在住の清正じゃ。今日は同じく熊本在住、わしのお隣りさん・小西行長が、わしの屋敷に夕方やって来た。 「清正殿、今晩、味噌汁を作ろうとしたら、お味噌が足らなくなって、お味噌、貸しても… [続きを読む]